大阪も北から南までそれなりに長い。空港も3つもあり、それぞれに役割を持っています。そのひとつ、関西空港のある泉佐野市の泉佐野ブルーイングで製造されている『KIX BEER』。定番のビールに他にも季節限定ビールもあります。国際的なビールコンベンションで受賞もしているそうで、関西空港に立ち寄った際のお土産にしたいところです。でも、液体ものを機内に持ち込むのに一苦労、海外は絶対無理ですのでご注意を(笑)。ですが、飲んでみる価値は充分すぎるほどありそうで試してみました。
【泉佐野ブルーイング】とは
『KIX BEER』を製造している「 泉佐野ブルーイング」は、関西空港のある泉佐野市の醸造所で2020年にスタートしました。関西空港にあやかって(?)『KIX BEER』と名付けられた各種ビールは「インターナショナルビアカップ2020」や「ジャパン・グレートビア・アワーズ2021」で受賞するなど、ビールをしっかり造りこんだ品質の高いものを醸造されています。蔵出し半年弱で各種賞を受賞できるくらい技術力の高い醸造所であると考えます。
ビールの種類 『ペールエール』 とは
クラフトビールは個性のあるものが多いですが、エールビールではホップを効かせたものが目立つ気がします。ペールエールもクラフトビールではよく醸造されている品種です。
日本ビール検定公式テキストにはこのような紹介文が掲載されています。
バートン・オン・トレントという小さな町が発症でイギリスで伝統的につくられている中等色のビール。ペールとは淡いという意味です。18世紀にロンドンで飲まれていたビールは濃色か、または濁っていました。濃色ビールが中心だった頃に、ブロンズ色に輝く澄んだ色のペールエールの誕生は斬新なものでした。
エールビールはメジャーなビール会社でも最近は多く製品化されており、ビールの幅も広がってきています。
【泉佐野ブルーイング】『KIX BEER ペールエール』 パッケージ・見た感じ
『KIX BEER ペールエール』は大阪泉佐野市のクラフトビールということで、KIX関西空港がモチーフのラベル。メインのラベルは滑走路を意識したラベルですね。飛行機のネックラベルもスリムなセンスです。どこに製品名があるのかと思いましたが、ネックラベルにありました。購入される方はご注意を。
【泉佐野ブルーイング】『KIX BEER ペールエール』原材料
クラフトビールには多種多様な原料が使われますが、この『KIX BEER ペールエール』はオーソドックスに、原料は麦芽とホップだけですが、アメリカとドイツの麦芽を使っているようです。アメリカ製の麦芽はドイツ製よりもすっきりした味わいになると私は思っていますので、飲みやすそうなビールが想像できます。
【泉佐野ブルーイング】『KIX BEER ペールエール』飲んだ感じは?
『KIX BEER ペールエール』の栓を開けてグラスに注ぎます。ペールエール特有のアンバーな色が美味しそうで素敵です。もっちりとした泡という感じではありませんが泡自体はごく普通です。エールビール特有の甘い香りもして、喉が鳴ります。
口に含むと、ふっと鼻に抜ける甘い香り、それにホップの香りが心地よいです。ホップ特有のビターも感じますが、爽やかな酸味によって飲んだ後も口の中に残るような強いものではありません。飲み干すとふっと消えていく適度な苦味が、またグラスを口に運びたくなるそんなペールエールでした。
案外苦味を強くするクラフトビールメーカーがありますが、この『KIX BEER ペールエール』は適度な苦味であり渋味というか収斂味というか、そのような感じではないところが、技術力の高さなのでしょう。
【泉佐野ブルーイング】『KIX BEER ペールエール』どこで買えるの?
泉佐野ブルーイングのビールは、ビールスタンドや泉佐野の無印良品などで購入できるようです。もちろん通信販売やふるさと納税でも手に入れることができます。クール便での発送なので品質的には問題なく手元に届きます。
通販サイトは、自社以外に樽ビールとして3Lの販売を外部サイトでも実施されています。計り売りもスタートされており、意欲的な販売をされていて目が離せません。
【泉佐野ブルーイング】”『KIX BEER ペールエール』まとめ
今回はペ『KIX BEER ペールエール』を飲ませていただきましたが、たいへんバランスのとれたもう一杯飲みたくなるようなビールでした。賞を取ったビールはさらに美味しいのだろうと想像でき、ぜひ試したいです。生産開始から短い期間でいろいろな賞を獲得されていることからも、醸造技師の方のレベルの高さがうかがえ、今後がたいへん楽しみな醸造所だと私は思っています。
売り方に関しても、最近のクラフトビールメーカーでも少しずつ増えてきている”計り売り”を始めるなど今後が楽しみです。
ただ、個人的に心配しているのが、品名表示です。商品名が一番見やすくしないといけない気がしていますが、取り越し苦労でしょうか?購入される方はよく確認して欲しいビールを買われた方がいいと思います。美味しいビールのひとつだと思うので。
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