兵庫県最大の島で醸造されている【淡路ビール】。淡路島といえば玉ねぎを連想させる関西の人たちですが、淡路島にも美味しいクラフトビールの醸造所がありました。特産の玉ねぎの皮よりも濃い褐色の淡路ビールの『レッドエール』を飲んでみました。
【淡路ビール(あわぢビール)】とは
1998年に最初のクラフトビールが製造されそれから20年あまり。定番ビールを中心に淡路島唯一のビール醸造所として運営されています。「あわぢ」というルビもこだわりを持って付けられたのかと感じるところです。
淡路ビールのホームページには以下のようなメッセージが記載されています。
細部にまでこだわり抜いた手作りならではの味わい
酵母が生きてる深い味
手間と時間をかけることで、酵母の力を最大限に引き出す醸造を徹底。一般的なビールのような加熱処理をしないから、生きた酵母の味わいが楽しめます。職人の手で一本一本手作り
すべての工程をブルワリーの職人たちが熟練の技で管理。麦汁作りから発酵、ラベル張り、瓶詰めに至るまで、一本一本手作りしています。島の海の音を聴かせて醸造(アイランド製法)
寄せる波の静かな音色。醸造中のビール酵母に島の海の音を聴かせて発酵・熟成させるのがあわぢびーるの秘密。島の時間がおいしく育てます。
とあり、四方を海に囲まれた淡路島という特徴を生かした独特の製法をアピールしているところは面白いと思います。よく日本酒にクラッシック音楽を聴かせるとかは紹介されていますが、海の波音を聴かせるという効果の研究成果は聞きたいです。自然の波なので1/fの周波数のゆらぎがたくさんありそうな気がしてますが、果たしてどうなのか・・・
ビールの種類 『エールビール』とは
醗酵方法によるビールの分類で、上面醗酵のビールをエールビールと呼ばれています。日本ビール検定公式テキストにはこのような紹介文が掲載されています。
上面発酵のビールはエールと呼ばれ、豊かな味わいと香りを特徴とし、じっくり味わう飲み方に適しています。歴史的には下面発酵より古くからあります。
最近ではメジャーな大手ビール会社でもエールタイプが多く販売されるようになってきています。
【淡路ビール】『レッドエール』とは
名前から焦がした麦芽を使っている印象を与えてくれるエールビールですが、ホームページにはこのような紹介がされています。
柑橘系のホップを使用。カラメル麦芽をじっくり煮込み、コクと香りを引き出しました。爽やかな柑橘の香りはキリッとシャープで、アルコール度数はやや高め。本格的な味わいのクラフトビールです。
コクとエールの華やかさがたいへん楽しみな『レッドエール』に期待しています。じっくり冷やして飲んでみることにしたいです。
【淡路ビール】『レッドエール』外装は派手!でもかっこいい!
330mLの瓶ビールで、ラベルはパッションピンクの素敵なビールでロゴの躍動感とともに楽しげな感じのパッケージです。
他の定番ビールも同様のロゴで、クラフトビールの【淡路ビール】を意識づけるのにはとても良いと思います。
【淡路ビール】『レッドエール』 原材料
オーストラリア産とカナダ産麦芽を使用しており軽い感じのビールになるのかなと思いました。
”レッドエール”と言うことで焦がし麦芽を使用したコクのあるものを目指して醸造しているのでしょうか?オーストラリア産麦芽なのであえてカラメル感をだそうとしてるのでしょうか。楽しみです。
また、材料に「炭酸」と書いてあり、ガス感アップを図っているようで、関西人の好みをしっかり取り入れているかのよういです。
【淡路ビール】『レッドエール』グラスに注ぐととんでもないことが・・・⁉︎
栓を抜いて『レッドエール』をグラスに注ぎました。エールビールということで、華やいだ香りが漂います。ビールの色は無濾過ということなのでそんなにテリがあるわけではないですが、褐色すぎないで明るい感じの赤いビールで見た目はとてもきれい透明度のあるきれいな感じのビールです。
面白いのは泡のパフォーマンスでした。炭酸ガスを加えているからなのか、褐色のビールだからよくわかるだけなのか、ビールを注ぐと泡からビールが降り注ぐようなパフォーマンスが見られる面白いビールです。インスタやティックトックなどにはうけるかもしれません。
口に含むと、苦味は若干渋みと感じるところもありますが気になる程ではなく心地よいくらいです。またエールビールと言うことで華やいだ感じがするのも特徴的で、普段飲むのには手頃なビールだと思います。
オーストラリア産の麦芽を使われている点も、強いコクではなく焦がしカラメル感がある爽やかな甘味をもったビールなのも飲みやすさの理由かなと私は感じています。
【淡路ビール】『レッドエール』どこで買えるの? どこで飲めるの?
飲食店では島内の多くの飲食店をはじめ兵庫県・近畿圏以外でも多くの飲食店で提供されています。淡路島の食材を使った飲食店でも提供されています。
販売店では、北は北海道から南は鹿児島まで販売店があります。家電量販店や大手・中堅のスーパーマーケットでも取り扱われています。
通販は、淡路島の特産物を取り扱うサイトで購入可能です。近くで販売店がない場合はビール以外の特産物も合わせて淡路島の味を堪能するのもありでしょう。
他にもふるさと納税での返礼品もあり試しに飲んでみるというときには良いかもしれません。
【淡路ビール】『レッドエール』まとめ
人目を引く夏本番を思わせる定番ビールのラベルが素敵な【淡路ビール】。特に今回飲んだ『レッドエール』は、しっかり冷やしてきりりと飲んでみたいクラフトビールのひとつです。泡のパフォーマンスも面白く、見ても飲んでも楽しめるビールでした。
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