【京都醸造】『一意専心』は京都で探し求めた飲んでみたいクラフトIPA クラフトビール:京都

京都に縁ができた3人の外国の方がこの京都醸造の創始者。2015年ごろから活動をスタートしたそうです。作られるビールの名前がユニーク。漢字四文字のビール名が多いのですが、それだけ日本に興味のある方々なのだと私は感じます。
環境を配慮してか、瓶から缶ビールへの移行など、なかなか日本のクラフトビール生産工場では真似のできないスピードと意思が、他のビール工場とは異なる発想で製造されていることが伝わってきます。
今回私は、『一意専心』というIPAタイプのビールを飲んだので、ご紹介したいと思います。

【京都醸造】とは?

このビールを製造している「 京都醸造 」は、留学で京都に来たなどの縁がもとで、3カ国の外国の方が集まって創業したクラフトビールの醸造所です。京都に位置しています。
ホームページには次のように記載されています。

京都醸造は、クラフトビールを製造する小規模醸造所として、2015年初頭に事業活動を開始。「ベルギー&アメリカ」スタイルのビールに特化した醸造所として、ベルギースタイルの伝統にアメリカスタイルの息吹を加えて新たな解釈をほどこしたオリジナルのクラフトビールを提供します。

クラフトビールといえば北米で盛んです。北米出身の方がお二人おられることもあり、アメリカのホップとベルギーの酵母を主として使った醸造をされているようです。私が思うのには、アメリカのホップは、軽やかな感じホップが多いのでそんな感じを出してみたいのかもしれません。自分たちの飲みたい、お客様に飲んでいただきたいと考えるビールを造って提供されています。

ビールの種類 『IPA インディアペールエール』

クラフトビールといえばIPAが真っ先に私は想像してしまうのですが、特徴を出したいビールという意味でいろいろな醸造所で作られています。
日本ビール検定公式テキストにはこのような紹介文が掲載されています。

通常のペールエールよりもアルコール度数が高いエールです。18世紀末にイギリスからインドに運ぶ際に、品質劣化を防ぐため、アルコール度数とホップ使用量を高めてつくられました。このような誕生の背景により、強い苦味とアルコール感が特徴となります。

ホップをどう効かせるかがポイントで、それぞれのブルワリーの特徴が出てくる興味深いビールの定番かと私は思います。

【京都醸造】『一意専心』とは

京都醸造のビールには四字熟語的な名前のビールが多いです。由来については、ホームページに以下のように記載されています。

「クラフトビール業界は熱心な人で溢れている。ブルワーはもちろんだけど、職種を問わずビールのために一生懸命(そして楽しく)働く人が多い。よく考えたら、同様のことの言える業界はあまり思い当たらない。「一意専心」はこの業界の精神をうまく表現していると思う。

他のことを考えず、ひたすら一心にビール造りに打ち込む様子を表しているのでしょうが、なかなかできないことだと私は思います。

【京都醸造】『一意専心』見た目や素敵なパッケージ

『一意専心』は銀色の缶に、防水タイプのラベルがほぼ一面に貼付されています。商品名の”一意専心”とシンプルに記載された少し日本の侘び寂びを感じさせるようなデザインの素敵なラベルです。海外の方の日本に対する、京都に対するイメージをそのまま表しているのだろうと感じさせられます。

【京都醸造】『一意専心』原材料

『一意専心』の原材料は麦芽とホップ。本格ビールを造るべく、『一意専心』で臨んでいる。そんな気持ちを表しているのでしょう。アメリカのホップを使っているようです。

【京都醸造】『一意専心』これはびっくりするIPAだ

『一意専心』がどんなビールかと思い、缶のタブを開けてみる。このビールはIPAと名乗っていますが、びっくりするくらい、軽やかな苦味のあるビールです。
日本のクラフトビールに多くあるのですが、IPAというと苦いビールという前提で、単に苦くするだけでなく、苦さを通り越して渋くなっているものも多いです。しかしながらこのビールは、程よい苦味を感じるビールに仕上がっています。ホップの苦味がちょっと強いかなと思った瞬間、もう喉の奥に流れていってしまいまう素敵な喉越し、味わいです。

また、飲みごたえのある麦芽100%のビールで、飲んだときの甘みが重くなく、さらっとしたバランスのとれた甘味でした。発酵に使う酵母が違うと言う事ですが多分活性の良い酵母を使っているからかなと私は思いました。酵母の増殖過程で、変な副産物を残すことなく、ちょっと軽い甘味のバランスのとれたIPAです。クラフトビールのIPAの持つ強い苦味が気になる人に、私は『一意専心』を是非オススメしたい、ほど良い苦味のIPAの一本です。

【京都醸造】『一意専心』どこで買えるの?

京都醸造のビールは、直営のタッピングルームで飲める他、通販などでも購入できます。また、有名スーパーや小売店での購入も可能です。飲めるお店としては、北は弘前から南は福岡まで多くの業務店で取り扱っておられます。私もデパートで購入しました。

【京都醸造】『一意専心』まとめ

日本が好きで、京都が好きで、ビールが好きな3人が始められたブルワリーも5年が過ぎ、新たなステージに突入しているようです。定番商品の一新や缶ビールの販売など、SDGsも考慮した、新しいクラフトビール造りをされておられる京都醸造は、これからの発展が楽しみなクラフトビールのブルワリーの一つと私は思います。『一意専心』おすすめです。

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