規制緩和後日本で最初の試験醸造免許を受けた大学とのコラボで生まれた【網走ビール】。最初からパブブルワリーとして運営するのも当時としては画期的なものだったと思います。今では様々なビール・発泡酒を醸造され、数多くの賞も受賞されています。
その中でも北の穀倉地帯が浮かんでくるような、『網走ゴールデンエール』を紹介します。
【網走ビール】とは
網走ビールのホームページに、紹介されている分を引用し説明を加えると、
「東京農業大学が日本初のビール試験製造免許を取得し研究を続け、平成10年網走ビール株式会社を設立し開業に至ったそうです。ビール醸造における特徴として、三釜方式を採用しており、「デコクション法」というドイツの伝統的な醸造法を用いることが可能で、 ビールに味わい深いコクや風味を与えています。」
網走ビールは酒税法規制緩和の初期の頃に免許を受けたので、まだクラフトビールというものが始まったころであり、海外でメジャーであった醸造設備を導入されたのかなと私は勝手に想像してしまいました。
デコクション法については、サントリーの”ザ・プレミアム・モルツ”のホームページで説明されているので参考にされたら良いと思います。
ビールの種類『エールビール』とは
醗酵方法によるビールの分類で、上面醗酵のビールをエールビールと呼ばれています。日本ビール検定公式テキストにはこのような紹介文が掲載されています。
上面発酵のビールはエールと呼ばれ、豊かな味わいと香りを特徴とし、じっくり味わう飲み方に適しています。歴史的には下面発酵より古くからあります。
最近ではメジャーな大手ビール会社でもエールタイプが多く販売されるようになってきています。
【網走ビール】『網走ゴールデンエール』とは?
網走ビールのホームページにはこのような説明があります。
原材料に地元網走産の大麦麦芽とドイツ産麦芽を含む数種類を使用し、すっきりとした口当たりのなかに麦芽本来の旨味とほのかな甘みを感じられます。ホップは穏やかな香りと、柑橘系の果皮を思わせる爽やかな苦味が特徴的な品種を使用。
製法はクラフトビールの本場であるイギリスやアメリカで広く用いられている「ステップインフュージョン」方式を採用。
網走ビールは、3釜方式でいろいろなビールを造ることができますが、この『網走ゴールデンエール』はインフュージョン方式での醸造で、スッキリした感じのビールを目指していることがよくわかります。国産麦芽使用なのも、スッキリ感につながると私は思っております。
【網走ビール】『網走ゴールデンエール』パッケージ
『網走ゴールデンエール』は金色の缶ビールで、一際目を引きます。ゴールデンという名称が、北海道で取れる収穫期の麦が、広い大地のあたり一面にある。そんな感じを私は想像してしまいました。シンプルなロゴが素敵な印象を与えてくれます。
【網走ビール】『網走ゴールデンエール』原材料
『網走ゴールデンエール』は、麦芽とホップのみの本格的ビールです。日本の麦芽と海外の麦芽の両方を使っています。国産を使うとスッキリいた感じがするので、どのようなビールを楽しめるのかが気になります。
【網走ビール】『網走ゴールデンエール』飲んでみると、おっと思う北のエールビール
それでは、『網走ゴールデンエール』を飲んでみたいと思います。
まずは、タブを引いて『網走ゴールデンエール』を開けてみる。泡が吹くとかはなく、ごく普通に開缶できました。グラスに注ぐと「ゴールデン」と名前がついているだけあって、エールビール特有のアンバー色ではなく、金色味がかった感じ淡色のビールです。泡も感じ良くこんもりと乗っかります。
使っている麦芽のせいなのか、香りだちが大きいということではないが、ほのかに漂う甘い香りとエステリーな感じがエールビールだなあと感じさせます。
口に含むと、以外とホップの苦味が効いており色とのギャップが楽しい。また国産麦芽を使っておられるので甘味は抑えられており、後に残らない口当たりの良いビールです。コクが充分あり苦味が面白いエールビールだと思います。
【網走ビール】『網走ゴールデンエール』どこで買えるの?どこで飲めるの?
『網走ゴールデンエール』は、道東地区の多くのスーパーや酒販店で買える他、お土産店でも購入できます。他にも北海道の各地や、本州の近畿圏まで多くのお店で購入できます。
そのまま美味しいビールを飲みたいぞという場合では、北海道の各地のホテルや飲食店で飲めるので、北海道の美味しい料理とともに飲みたいところです。
【網走ビール】『網走ゴールデンエール』まとめ
北海道、北の大地で作られるクラフトビールのひとつ、網走ビール。たくさんのクラフトビール醸造所はありますが、試験醸造1号からの開発・販売ということで、今後もどんなビールや発泡酒を出してくれるのかが楽しみです。網走まで行きたいですが、いけない場合でも北海道内では多くの場所で入手できるので、機会を見つけて飲んでみたいです。
コメント